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1級建築施工管理技術検定試験【二次検定問題】の覚え方と勉強法
このブログは2024年基準の情報をもとに、一級建築施工管理技術検定に出題される可能性がある問題の覚え方や、
法規法令や過去問の重要性を強調し、独自の見解を提供しますが、正確な情報は各公式HP等でご確認ください。
※あくまでも暗記方法は試験対策用の説明として御理解ください。
※二次試験向けの内容です。一次試験の勉強や、復習は↑にあるリンクの、一次試験まとめ一覧がオススメです。
今回のテーマ
【施工経験記述問題のポイント】
以前は、実際の施工経験を基に回答していましたが、令和6年から工事概要が設定された形式に変更されました。
記載された工事概要を基に、質問文に対しての具体的な提案を、複数記述して答えるというスタイルの問題です。
【施工記述問題系の対策】
求められるものは、正確な知識と、作文力です。
要注意ポイントですが、求めれているものは小中学生の作文ではありません。
小論文としての回答を意識することが重要です。
品質管理、施工の合理化、建設副産物といった過去に出題されたテーマについて、
1テーマにつき5パターンくらいは回答の選択肢を準備しておきましょう。

【施工記述と留意事項記述系の対策との違い。】
留意事項記述系の問題と対策は、ほぼ同じですが、大きな違いとしては、
複雑な言いまわしの質問に対して、的確かつ簡潔に答えること。
留意事項では、質問も解答も、シンプルでした。
しかし、経験記述系では、要注意です。
問題文をよーく読み、記述しましょう。
これは、当たり前だと思われがちですが、意外と気づけていない落とし穴的なポイントです。
例えば↓
・品質管理の事例を聞かれているのに、労働災害防止のことを書いてしまう。
・工期短縮の事例を書いたけど、品質低下や危険作業の可能性がある。
・合理化の質問で、品質維持や品質向上の表現が抜けていると、減点対象の可能性有り。
・省力化の事例を書くはずが、人員を増やしただけで、現場作業が削減されていない。
・一貫性が無い。
・工法が工事概要の内容に合っていない。
・工事概要に書いていない工法を書いてしまう。
※RC造の新築工事なのにS造の内容等。
聞かれた内容に正確に答える。よく見直す。
また、留意事項で書いた内容と同じですが、語尾にも注意しましょう。
どこに留意するのか?と聞かれたら、〇〇に留意する。という解答が無難です。
※施工した。という解答は、質問文と合っていません。
正確に簡潔な解答、かつ解答欄が、7〜8割程度は埋まる文字数も必要です。

【攻略ポイント&解答を準備しておくテーマとは?】
攻略ポイントは留意事項系と同じく、とにかく書くこと。
そして、経験に基づいた記述を求められる可能性もあるため、ここでは解答事例を具体的には書きません。
過去問と、回答例は、資格学校や参考書やネット等を参考にして調べて、ご自身でご準備願います。
ただ、解答を準備に関連するテーマと、文章作成のキーワードを下記に書きますので参考までにどうぞ。
■品質管理
・接着力試験
・打音検査
・コンクリート強度検査
・スランプ試験
・空気量試験
・塩化物含有量試験
・鉄筋かぶり厚さ測定
・配筋検査
・溶接部超音波探傷試験(UT)
・鉄骨建方精度検査
・モルタル圧縮強度試験
・養生管理(温度・湿度管理)
・材料受入検査(セメント・骨材・鋼材など)
・外観検査(ひび割れ・欠け・仕上げ精度)
・防水層の水張り試験
・塗膜厚さ測定
・床仕上げレベル測定
・コンクリート中性化試験
・鉄筋引張試験
・ボルトのトルク管理
・締付検査
・アンカーボルト位置精度確認
・型枠精度検査(寸法・通り・垂直度)
・コンクリート温度測定(打込み時・養生中)
・圧縮強度供試体の採取
・養生管理 ・仕上げ面平滑度検査
・高周波水分計による含水率検査
■施工の合理化
※工事内容によっては、施主または設計者や監理者からの承認を得てと補足が必要です。
・プレカット ・クレーン作業
・ユニット工法(ユニットバス・ユニット鉄筋など)
・プレキャストコンクリート(PCa)部材の活用
・鉄筋ユニット化(溶接閉鎖型フープ筋など)
・型枠パネル化・システム型枠の利用
・高流動コンクリートの使用(締固め省力化)
・プレストレストコンクリート(PC)工法
・機械化施工(バックホウ・高所作業車など)
・タワークレーン・リフトの活用 ・モジュール化
・規格化による省力化 ・乾式工法(ボード工法・ALCパネルなど)
・仮設材のシステム化(足場・支保工)
・建築設備の先行配管・先行配線工法
・BIM等の活用による施工計画の効率化
・プレハブ工法(外壁パネル・屋根パネルなど)
・省人化施工(自動溶接機・自動締付機)
・現場内搬送の合理化(台車・仮設大型エレベーター・揚重機)
・工場加工率の向上(鉄骨・鉄筋・木材など)
■安全管理
※「周辺環境への配慮」と「作業員の安全確保」の両面を答案に盛り込むとバランスが良いです。
・事故防止
・第三者災害防止
・道路幅員が狭い(搬入計画・交通誘導員配置)
・周辺建物(養生・防護・振動対策)
・騒音に配慮(防音パネル・作業時間制限)
・塵埃(散水・集塵機・シート養生)
・飛散、風散(防炎シート・ネット養生・資材固定)
・墜落・転落防止(手すり・安全帯・親綱)
・重機接触防止(立入禁止区画・誘導員配置)
・感電防止(漏電遮断器・仮設配線管理)
・火災防止(溶接火花養生・消火器配置)
・荷揚げ・玉掛け作業の安全確認
・高所作業車
・クレーン作業の安全管理
・足場点検(組立・解体時の有資格者立会い)
・通路・階段の確保と照明設置
・熱中症対策(WBGT測定・休憩所・水分補給)
・作業員教育(KY活動・安全衛生協議会)
・保護具着用(ヘルメット・安全靴・保護メガネ)
・交通災害防止(搬入車両の誘導・周辺住民配慮)
・地盤崩壊防止(山留め・土留め点検)
・仮設材の安全管理(足場・支保工・仮囲い)
・緊急時対応(避難経路・連絡体制・救急箱設置)
■建設副産物や、建設資材の再生利用等
※建設副産物と資材と廃材の違いには要注意!
※※リサイクル(再生利用)では、メーカー工場や専門工場、資格を有する企業等、どこで再生するのかも重要。
※※※内容によっては、自由処分となっているとか、管理者に承認を得て、等の追記が必要。
・石膏ボード端材をメーカー工場で再生利用
・コンクリート塊を再生砕石として路盤材に利用
・アスファルト廃材を再生アスファルト混合物として再利用
・木材端材をチップ化し、合板・ボード材や燃料に利用
・鉄筋・鉄骨スクラップを製鋼原料として再利用 ・アルミ
・銅など非鉄金属を再溶解して再資源化
・ガラスくずを再生ガラス骨材や建材に利用
・廃プラスチックを再生樹脂製品や燃料に利用
・石材端材を再利用して舗装材や景観材に活用
・建設発生土について土質の確認等を行い、再利用(盛土・埋戻し)
・廃タイヤをゴムチップ舗装材や緩衝材に利用
・再生資材の利用促進
・現場内分別徹底(1㎥のコンテナを複数設置等)
※その他、産業廃棄物の適正処分や、施工の省力化などが出題される可能性もありますが、
過去門の解答例を組み合わせることで、対応ができる可能性が大なので、しっかりと備えておきましょう!

※あくまでも本ブログは試験対策の暗記用の解説です。正確な情報は各公式HP等をご確認ください。
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二次試験の効率的な勉強法も、過去問を解き続けること。
過去問の重要性
とにかく出題範囲が広いため、本、アプリ、他のサイトでも、なんでもよいので過去問を解くことが最重要。
なぜなら、例年、過去問から選択肢が出題されていますから、正解の選択肢を多く覚える事が、合格の近道です。
そして、記述問題対策としては、とにかく書くことが重要。より丁寧に、単語は正確に、漢字も覚えましょう。
テーマごとの回答例を、しっかりと準備しておきましょう。
語呂合わせの活用
試験対策としては、正確な数字の丸暗記が必須です。
実は、一次試験のために学んだ知識が活かせる問題が多いです。
ただし、文章の中の穴あきを埋める穴埋め問題形式が多い為、今まで以上に長く全体を覚える必要があります。
法規法令の確認も大事。
労働安全衛生法や建築基準法などは、改正される事があります。
このブログは2024年の法律を基にしていますから、最新の法規法令を常に確認し、正確な情報を得ることが重要。
各公式HPを定期的にチェックし、アップデートされた情報に注意を払うことが大切で、これは現場で活きる知識です。
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