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1級建築施工管理技術検定の覚え方と勉強法
このブログは2024年基準の情報をもとに、一級建築施工管理技術検定に出題される可能性がある問題の覚え方や、
法規法令や過去問の重要性を強調し、独自の見解を提供しますが、
※あくまでも暗記方法は試験対策用の説明として御理解ください。
過去に出題された問題や、出題が予測されるテーマを説明していきます。
もしも、同じ選択肢が出題されたらラッキーですし、言葉や数字をほんの少し変えた選択肢が、間違えの選択肢として出題される可能性もあります。
だからこそ、しっかりと数値と用語の組み合わせを暗記することが、合格への近道です。
今回のテーマ
【[S造]高力ボルト孔あけは公称軸径26㎜以下+2㎜、27㎜以上+3㎜。[木造]接合金物ボルト孔あけ加工は呼び径M16未満+1㎜でM16以上+1.5㎜。の覚え方】
今回は、建築士試験などでも頻出問題を紹介します。
特に孔の基準については、出題範囲が広いため、ミリ単位での暗記が必要です。
その他の部分まで、しっかりと正確に確実に覚えておきましょう。
・質問文例:鉄骨の加工及び組立てに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
【大間違いの選択肢】✘高力ボルトの孔径は、高力ボルトの公称軸径に5㎜を加えた値とした。
【大間違いの選択肢】✘公称軸径が24㎜の高力ボルト用の孔あけ加工は、ドリル孔あけとし、径を27㎜とした。
→公称軸径が27㎜未満の孔径は公称軸径+2㎜のため、選択肢の場合26㎜が正です。
※公称軸径が27㎜以上の場合、孔径=公称軸径+3㎜が基準となります。
【正解】板厚が13㎜以下の鋼材のアンカーボルト孔は、せん断孔あけで加工した。
【正解】アンカーボルト用の孔あけ加工は、板厚が13㎜であったため、せん断孔あけとした。
※アンカーボルト用の孔あけはドリル孔あけが基本ですが、高力ボルト用以外で板厚が13㎜以下の場合はせん断孔あけで大丈夫です。
【正解】490N/㎡級の鋼材において、孔あけにより除去される箇所にポンチでけがきを行った。
【正解】鉄骨鉄筋コンクリート構造において、鉄骨柱と鉄骨梁の接合部のダイアフラムに、コンクリートの充填性を考慮して、空気孔を設けた。
【正解】鋼材のガス切断は、自動ガス切断機を用いた。
【正解】鋼材は、自動ガス切断機で開先を加工し、著しい凹凸が生じた部分を修正した。
【正解】精度不良のものや著しい凹凸が生じた部分をグラインダー等で修正します。
【正解】鋼材の加熱曲げ加工は、青熱脆性域で行った。
・質問文例:木質軸組構法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
【大間違いの選択肢✘接合金物のボルトの孔あけは、ねじの呼びにかかわらず公称軸径に1.5㎜を加えたものとした。
【正解】接合金物のボルトの孔あけ加工の大きさについて、ねじの呼びがM16未満の場合は公称軸径に1㎜を加えたものとし、M16以上の場合は1.5㎜を加えたものとした。
【正解】接合金物にあけるボルト孔の大きさは、ねじの呼びがM16未満の場合は公称軸径に1㎜を、M16以上の場合は1.5㎜を加えたものとした。
【大間違いの選択肢】✘集成材にあけるドリフトピンの孔の径の許容誤差は、0㎜〜+2㎜とした。
【大間違いの選択肢】✘集成材にあけるドリフトピンの下孔径は、ドリフトピンの公称軸径に2㎜を加えたものとした。
→ドリフトピンの性質上、許容誤差はないとおぼえましょう。
【大間違いの選択肢】✘ラグスクリューのスクリュー部の先孔の径は、スクリュー径の+2㎜とした。
→ラグスクリューの性質上、原則としてスクリュー径よりも小さい先孔の径となります。
まずは形状を理解し、孔がラグスクリューより大きい、または同じだと、まったくきかない、しまらないと理解しておきましょう。スクリューという名の通り、先端がネジ状です。
【正解】接合に用いるラグスクリューは、先孔にスパナを用いて回しながら締め付けた。
【正解】アンカーボルトと土台の繁結は、アンカーボルトのねじ山がナットの外に3山以上出るようにした。
【正解】接合金物のボルトの締付けは、座金が木材へ軽くめり込む程度とした。
【正解】接合金物のボルトの締付けは、座金が木材へ軽くめり込む程度とし、工事中、木材の乾燥収縮により緩んだナットは締め直した。
【正解】ボルトの孔の間隔の許容誤差は、±2㎜とした。
【正解】集成材にあける標準的なボルト孔の心ずれは、許容誤差を±2㎜とした。
→許容誤差について、±2㎜ということは、2か所の位置の最小と最大で考えると±2㎜±2㎜で±4㎜となります。
きょうようご(5)さ、なので、5よりも低いというイメージで覚えます。
もしも、1ヶ所の許容誤差が大きいと、それが2倍になると理解してください。
・質問文例:木造建築物に用いる大断面集成材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
【正解】梁材の曲がりの許容誤差は、長さの 1/1000 とした。
【正解】材長4mの柱材の加工長さは、許容誤差を±3㎜とした。
【正解】柱材の長さの許容誤差は、±3㎜とした。
【正解】1階及び2階の上下同位置に構造用面材の耐力壁を設けるため、胴差し部において、構造用面材相互間に、6㎜のあきを設けた。

【覚えるポイント】
[S造]
・高力ボルト用孔あけ加工基準は、公称軸径26㎜以下は+2㎜、27㎜以上は+3㎜。
■基準は以下のとおりです。
※基本孔径:公称軸径+2㎜ 例)公称軸径24㎜ → 孔径26㎜
※公称軸径27㎜以上の場合: 構造耐力上支障がなければ、公称軸径+3 ㎜まで拡大可能。
(高力ボルト用の孔あけ加工は、必ずドリル孔あけとする。)
※覚え方は、絶対に煮るな、身が出ちゃうから、煮るな。
これで、にるな、に2るな7、で身3が出ちゃうで、27ミリ以上は3ミリだと覚えます。
更に、煮るなと言葉を続けているので、煮るなの、に=2、つまり
煮る前は2だと、26ミリまでは2ミリだと分かるのです。
そうなると、公称軸径26ミリ以下は+2ミリ、27ミリ以上は+3ミリがすぐに覚えられます。
[木造]
・接合金物のボルト孔あけ加工の大きさは、ねじの呼びがM16未満は公称軸径+1㎜でM16以上は+1.5㎜。
※覚え方は、真っ赤な色のいちご、真っ赤に満たないものはイチゴじゃない。
ということで、まMっかな、いろ16のいちご1.5をイメージします。
つまり、M16は1.5ミリだと分かります。
そして、 M16未満、真っ赤に満たないものは、イチゴではないので、イチとして1ミリ
ということで、M16未満は公称軸径+1㎜でM16以上は1.5㎜が、かんたんに覚えられます。
※あくまでも本ブログの内容は試験対策の暗記方法としての解説です。正確な詳細や用途は各公式HP等をご確認ください。
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効率的な勉強法は、過去問を解き続けること。
過去問の重要性
とにかく出題範囲が広いため、本、アプリ、他のサイトでも、なんでもよいので過去問を解くことが最重要。
なぜなら、例年、過去問から選択肢が出題されていますから、正解の選択肢を多く覚える事が、合格の近道です。
そして、応用問題という足切りシステムを攻略するカギは、残念ながら、過去問を解き続けることしかありません。
語呂合わせの活用
試験対策としては、正確な数字の丸暗記が必須です。語呂合わせや覚えやすいフレーズをつかって覚えましょう。
いかにして、試験中にスムーズに思い出せるかどうかが、合否に大きく影響します。
ここの詰めが甘いと、本番で、ひっかけ問題にやられます。苦手な部分は、何度も何度も繰り返して学習しましょう。
法規法令の確認も大事。
労働安全衛生法や建築基準法などは、改正される事があります。
このブログは2024年の法律を基にしていますから、最新の法規法令を常に確認し、正確な情報を得ることが重要。
各公式HPを定期的にチェックし、アップデートされた情報に注意を払うことが大切で、これは現場で活きる知識です。
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