
1級建築施工管理技術検定の覚え方と勉強法
このブログは2024年基準の情報をもとに、一級建築施工管理技術検定に出題される可能性がある問題の覚え方や、
法規法令や過去問の重要性を強調し、独自の見解を提供しますが、
※あくまでも暗記方法は試験対策用の説明として御理解ください。
過去に出題された問題や、出題が予測されるテーマを説明していきます。
もしも、同じ選択肢が出題されたらラッキーですし、言葉や数字をほんの少し変えた選択肢が、間違えの選択肢として出題される可能性もあります。
だからこそ、しっかりと数値と用語の組み合わせを暗記することが、合格への近道です。
今回のテーマ
【間仕切壁の出入口開口部の縦の補強材は、ランナーへの固定はダメ!スラブ下か梁下が正解!そして開口部の補強は、開口部の垂直方向の補強材と同材が正解!】
今回のテーマは現場的には、一目瞭然で、触ればグラグラなので、すぐに分かります。
だけどなぜか、試験に文章として出題されると、ひっかけ問題なのかと悩む。
そんな問題なので、イメージで補足して、正確に確実に完璧に覚えましょう。
【不正解の選択肢】✘間仕切壁の出入口開口部の縦の補強材は、上端部を軽量鉄骨天井下地に取り付けたランナに固定した。
→大間違いです。正しくはスラブ下または梁下まで伸ばして固定が正解です。
ランナーに固定できる状況でも、それではグラグラになってしまうのでダメです。
【覚え方:スラブ走るランナー】
スラブ(コンクリートの構造床)を走るランナーに固定できないし、危ないので、スラブや梁下へしっかり固定しようね!って覚えてください。
【そして、一緒に覚える選択肢】
ついでなので、覚えておきましょう。
【正解】軽量鉄骨壁下地材におけるそで壁端部の補強は、開口部の垂直方向の補強材と同材を用いて行った。
→二級建築士試験の過去問ですが、補強は、開口部の垂直方向の補強材と同材なので、正解です。
【正解】軽量鉄骨壁下地において、出入口の開口補強に用いる長さ4.5mの縦枠の補強材は、特記がなかったので、65形のスタッドを2本抱き合わせて、上下端部及び間隔600mmに溶接したものを用いた。
→一級建築士試験の過去問ですが、これも正解です。
【不正解の大間違い】65形のスタッド材を使用した高さ4.0mのそで壁端部に、スタッド材を2本抱き合わせて溶接したものを補強材として用いた。
→出題された年度は古いのですが、こういった選択肢に要注意!補強材についての詳細明記が無い!だから不正解!!!
【不正解】区分記号65形のスタッド材を使用した袖壁端部の補強材は、垂直方向の長さが4.0mを超えたため、スタッド材を2本抱き合わせて溶接したものを用いた。
→一般原則として、袖壁の端部補強は、使用スタッド材の種類に応じ、出入り口及びこれに準ずる開口部の補強材として定められているものと、同材の使用となりますので、これが正解の条件となります。
【不正解の大間違い】軽量鉄骨天井下地において、野縁については、野縁受から180mmはね出した。
→正解は150㎜です。
覚え方は、野縁がはね出すのは苺ができるくらい、イチゴ、15、150ミリが正解。
【正解】軽量鉄骨壁下地において、床ランナー下端から上部ランナー上端までの高さが2,700mmの壁下地に設ける振れ止めについては、床ランナー下端から1,200mmの位置に設け、床ランナー下端から2,400mmの位置は省略した。
→大きな数字に気をとられず、しっかりと文章を読んで理解しておきましょう。
上部ランナーから400mm以内に振れ止めがくる場合は、その振れ止めを省略できます。
2700‐2400=300となるので、省略可能となります。
【正解】ガラス工事において、アルミニウム製の引違い戸の単板ガラスのはめ込みには、グレイジングチャンネルを使用した。
【正解】ガラス工事において、ガラスが破損すると破片が落下する危険性が高いトップライトには、合わせガラスを使用した。
【正解】スタッドの高さが4.5mであったため、区分記号90形のスタッドを用いた。
【正解】スペーサは、スタッドの端部を押さえ、間隔600mm程度に留め付けた。
【正解】コンクリート壁に添え付くスタッドは、上下のランナに差し込み、コンクリート壁に打込みピンで固定した。
【正解】ランナーは、両端部を端部から50mm内側で固定し、中間部を900mm間隔で固定した。
【正解】振れ止めは、床ランナーから1,200mm間隔で、スタッドに引き通し、固定した。
【不正解】スタッドは、上部ランナーの上端とスタッド天端との隙間が15mmとなるように切断した。
→正解は10㎜です。覚え方は、『隙間は、ちょっと』と=十(と)=10、だから10ミリ。

【そして、ついでのついでで覚えておくべき内装関連の選択肢】
【正解】軽量鉄骨下地にボードを直接張り付ける場合、ドリリングタッピンねじは、下地の裏面に10mm以上の余長の得られる長さのものを用いる。
→覚え方は、『余長は、ちょっと』と=十(と)=10、だから10ミリ。
【正解】軽量鉄骨天井下地への張付けは、鋼製下地の裏面に10mm以上の余長が得られる長さのドリリングタッピンねじを用いた。
→覚え方は、『余長は、ちょっと』と=十(と)=10、だから10ミリ。
【要注意の選択肢】軽量鉄骨下地にボードを直接張り付ける際、ボード周辺部を固定するドリリングタッピンねじの位置は、ボードの端部から ◯mm程度内側とした。
→正解は10ミリです。
※過去には少ない数字が記載された間違いの選択肢としての出題実績があります。
覚え方は、『端部は割れやすいから、ちょっとだけ間隔を空ける』と=十(と)=10、だから10ミリ。
※あくまでも本ブログの内容は試験対策の暗記方法としての解説です。正確な詳細や用途は各公式HP等をご確認ください。

効率的な勉強法は、過去問を解き続けること。
過去問の重要性
とにかく出題範囲が広いため、本、アプリ、他のサイトでも、なんでもよいので過去問を解くことが最重要。
なぜなら、例年、過去問から選択肢が出題されていますから、正解の選択肢を多く覚える事が、合格の近道です。
そして、応用問題という足切りシステムを攻略するカギは、残念ながら、過去問を解き続けることしかありません。
語呂合わせの活用
試験対策としては、正確な数字の丸暗記が必須です。語呂合わせや覚えやすいフレーズをつかって覚えましょう。
いかにして、試験中にスムーズに思い出せるかどうかが、合否に大きく影響します。
ここの詰めが甘いと、本番で、ひっかけ問題にやられます。苦手な部分は、何度も何度も繰り返して学習しましょう。
法規法令の確認も大事。
労働安全衛生法や建築基準法などは、改正される事があります。
このブログは2024年の法律を基にしていますから、最新の法規法令を常に確認し、正確な情報を得ることが重要。
各公式HPを定期的にチェックし、アップデートされた情報に注意を払うことが大切で、これは現場で活きる知識です。
本日も、お読みいただき、ありがとうございます。
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