【張り石・石材】石材のダボ孔は辺長1/4程度か厚み3倍、乾式工法取付代70ミリ、安山岩は外部用の覚え方

1級建築施工管理技術検定の覚え方と勉強法

 

このブログは2024年基準の情報をもとに、一級建築施工管理技術検定に出題される可能性がある問題の覚え方や、効率的な勉強法を紹介しています。

法規法令や過去問の重要性を強調し、独自の見解を提供しますが、最新の情報は必ず各公式HPで確認してください。

 

※あくまでも暗記方法は試験対策用の説明として御理解ください。

 

過去に出題された問題や、出題が予測されるテーマを説明していきます。

もしも、同じ選択肢が出題されたらラッキーですし、言葉や数字をほんの少し変えた選択肢が、間違えの選択肢として出題される可能性もあります。

だからこそ、しっかりと数値と用語の組み合わせを暗記することが、合格への近道です。

 

今回のテーマ 

 

石材のだぼ孔は辺長1/4程度または厚みの3倍以上で板厚方向の中央、乾式工法の取付代は70ミリ以上、安山岩は外部用

 

今回は、ちょっぴりややこしい石関連の問題を、サクッと覚えてしまいましょう。

 

【要注意の選択肢】厚さ30mm、大きさ500mm角の石材のだぼ孔の端あき寸法は、◯mmとした。

 

→例として、120は正解ですが、90でも正解だと言えます。

 

※正解の数値は、石材の厚みの3倍以上、または石材の辺長の1/4程度。

 

※補足として、板厚方向のだぼ孔位置は、石材の中央が正解となります。

 

 

【覚え方:ダボ孔位置は、石の厚み

 

石の厚み、いし→い(1)し(4)→14(1/4)と覚えて、厚み→み(3)→3

 

この暗記フレーズで、サクッと覚えられて、思い出せます。

 

【正解の選択肢例】厚さ30mm、大きさ500mm角の石材のだぼ孔の端あき寸法は、125mmとした。

 

 

 

【要注意の不正解の選択肢】✘乾式工法において、コンクリート躯体の表面の精度を ± 10 mmとし、石材の裏面から躯体の表面までの取付け代(しろ)は、40 mmとした。

 

→正解は70ミリ以上なので、あとで直せるように(な=7、お=0)とか、名を残す(な=7、お=0)とかで覚えられるはずです。

 

 

 

 

【正解】石材の形状は正方形に近い矩形とし、その大きさは石材1枚の面積が0.8㎡以下とした。

 

→石と言えば、大谷石、おーやいし(お=0、や=8)、0.8m2以下だと覚えましょう。

 

 

 

【正解】ロッキング方式において、ファスナーの通しだぼは、径4mmのものを使用した。

 

【正解】湿式工法において、石厚40 mmの花こう岩の取付け用引金物は、径4.0 mmのものを使用した。

 

【正解】乾式工法のロッキング方式において、ファスナーの通しだぼは、径4.0 mmのものを使用した。

 

 

→超注意!だぼ孔については4㎜よりも大きくします。完璧に同じだと入りません。

4ミリの覚え方は、石を通すので、いし(4)みたいな感じです。

 

 

【正解】下地のコンクリート面の精度を考慮し、調整範囲が±10mmのファスナーを使用した。

 

→覚え方は、石貼りの下地なので、石と聞けば、投石が連想できますので、とうせき、とう(10)。

 

 

【正解】石材間の目地は、幅を10mmとしてシーリング材を充填した。 

 

 

 

→覚え方は、石貼りの目地なので、石と聞けば、投石が連想できますので、とうせき、とう(10)。

 

 

 

【正解】湿式工法において、流し筋工法の埋込みアンカーは、設置位置を450 mmの間隔とし、縦筋を通り良く設置した。

 

→覚え方は、石をしっかり固定するアンカーなので、し(4)っかりこ(5)てい。で450ミリを覚えられます。

 

 

【サクッと覚える岩の種類】

 

 

過去出題の間違いの選択肢✘安山岩は、光沢があり美観性に優れるが、耐久性、耐火性に劣る。

安山岩は光沢がなく、硬質で吸水性が低く、滑りにくい、一般に外部の床などに適している。

 

この問題は要注意です。

安山岩の特徴の覚え方は、安全安心の山、安山でとれた岩は、滑りにくい。

滑り止め効果があるから、ザラザラしており、美観的には内装に不向きと覚えておきましょう。

 

 

 

過去出題の間違いの選択肢】✘石灰岩は、柔らかく曲げ強度は低いが、耐水性や耐酸性に優れ、主に外装用として用いられる。

 

→✘石灰は主に内装用となります。

 

石灰岩(せっかいがん:ライムストーン)は、軟らかい石材であり、吸水性も高いです。

割れやすく汚れやすくもあり、一般的には屋外での使用に向かず、屋内用となります。 

 

 

 

【正解】花崗岩は、耐摩耗性、耐久性に優れるが、耐火性に劣る。

【正解】花崗岩は、結晶質で硬く耐摩耗性や耐久性に優れ、壁、床、階段等に多く用いられる。

 

→覚え方は、花崗岩(かこうがん)は、花という名前がついているので、踏まれて強く咲き誇る花も火には弱い。と覚える。

 

 

 

【正解】砂岩は、耐火性に優れるが、吸水率の高いものは耐凍害性に劣る。

 

→覚え方は、砂の塊をイメージすれば、特徴の通り。

  

 

 

【正解】凝灰岩は、加工性に優れるが、強度、耐久性に劣る。

 

→覚え方は、石灰に似ている、凝縮された灰の塊のイメージ。

  

 

 

【正解】大理石は、酸には弱いが、緻密であり磨くと光沢が出るため、主に内装用として用いられる。

 

→覚え方は、高級な大理石はもったいないから外には使わない。という大理石は高そうというイメージで覚える。

  

 

 

【正解】粘板岩(スレート)は、吸水率が小さく耐久性に優れ、層状に剥がれる性質があり、屋根材や床材として用いられる。

 

→覚え方は、スレート屋根という言葉があるので、特徴はだいたい分かるはず。

  

※あくまでも本ブログの内容は試験対策の暗記方法としての解説です。正確な詳細や用途は各公式HP等をご確認ください。

効率的な勉強法は、過去問を解き続けること。

 

 過去問の重要性

とにかく出題範囲が広いため、本、アプリ、他のサイトでも、なんでもよいので過去問を解くことが最重要。

なぜなら、例年、過去問から選択肢が出題されていますから、正解の選択肢を多く覚える事が、合格の近道です。

そして、応用問題という足切りシステムを攻略するカギは、残念ながら、過去問を解き続けることしかありません。

 

語呂合わせの活用

試験対策としては、正確な数字の丸暗記が必須です。語呂合わせや覚えやすいフレーズをつかって覚えましょう。

いかにして、試験中にスムーズに思い出せるかどうかが、合否に大きく影響します。

ここの詰めが甘いと、本番で、ひっかけ問題にやられます。苦手な部分は、何度も何度も繰り返して学習しましょう。

 

法規法令の確認も大事。

労働安全衛生法や建築基準法などは、改正される事があります。

このブログは2024年の法律を基にしていますから、最新の法規法令を常に確認し、正確な情報を得ることが重要。

各公式HPを定期的にチェックし、アップデートされた情報に注意を払うことが大切で、これは現場で活きる知識です。

本日も、お読みいただき、ありがとうございます。

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