
1級建築施工管理技術検定の覚え方と勉強法
このブログは2024年基準の情報をもとに、一級建築施工管理技術検定に出題される可能性がある問題の覚え方や、
法規法令や過去問の重要性を強調し、独自の見解を提供しますが、
※あくまでも暗記方法は試験対策用の説明として御理解ください。
過去に出題された問題や、出題が予測されるテーマを説明していきます。
もしも、同じ選択肢が出題されたらラッキーですし、言葉や数字をほんの少し変えた選択肢が、間違えの選択肢として出題される可能性もあります。
だからこそ、しっかりと数値と用語の組み合わせを暗記することが、合格への近道です。
今回のテーマ
【高性能AE減水剤を用いた高強度コンクリートの練混ぜ〜打込終了は外気温に関わらず原則120分】
高性能AE減水剤は大規模なコンクリート工事等を経験していないと、聞き馴染みがない言葉かもしれません。
しかし、知識としては知っておかねばならないので、しっかりと覚えておきましょう。
【正解】高性能AE減水剤を用いた高強度コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間は、外気温にかかわらず、原則として、120分を限度とする。
【覚え方:えー映画は120分】
良い映画、つまり、えー映画は季節に関わらず、120分くらいです。
そもそも120分が見ていられる限界です。
トイレ休憩行きたくなってしますぅ。
無論、120分のえー映画は、高性能なカメラなどの機材で撮影されています。
なので、えー(A)え(E)いが、120分。
この連想で、高性能AE減水剤と外気温にかかわらず、原則として、120分を限度とする。を覚えます。
【要注意の過去問選択肢】
【大間違え不正解の選択肢】✘減水剤は、コンクリートの耐凍害性を向上させることができる。
→✘です。一般にコンクリートの耐凍害性を低下させます。

【一緒に覚える関連の正解選択肢】
【正解】外気温が25℃を超えていたため、練混ぜ開始から打込み終了までの時間を90分以内とした。
→25度を超えると暑くて狂うから早く終わらせる※本来は品質の為です。
ニコニコできないくらい熱くて、(に→2、こ→5)
くるしい(く→9、る→0)とか、
くるう(く→9、る→0)で覚えます。(く→9、る→0)
または、夏のビーチで美女に、ニコニコされて狂うとかでも覚え方としてはOKです。
【正解】暑中コンクリートの荷卸し時のコンクリート温度は、35℃以下とした。
→暑中→夏→海→サンゴ礁→サンゴ→35です。
【正解】AE剤、AE減水剤又は高性能AE減水剤を用いる普通コンクリートについては、調合を定める場合の空気量を4.5%とする。
→しごと、し(4)ご(5)と。
プロのしごとなので、AE剤、AE減水剤又は高性能AE減水剤をつかいますから、空気量は4.5%
と、覚えていただきたい。
【正解】構造体強度補正値は、セメントの種類及びコンクリートの打込みから材齢28日までの期間の予想平均気温の範囲に応じて定める。
→なぜ28日なのか?それは、1ヶ月という期間にしたいけれど、月によって日数が違うから、
1番日が少ない2月の28日間を基準にしたとか、1週間を4回で、7✕4で28日にしたとか、
諸説あるらしいよって感じで、28日が強度検査の基準として覚えてしまいましょう。
【正解】コンクリートの調合管理強度は、品質基準強度に構造体強度補正値を加えたものである。
→一般に、気温が25度を超える夏時期と、気温が5度より下がる冬時期は補正値が高く+6N/㎟で、
気温目安として10~25℃の春と秋は、補正値は+3N/㎟です。
『補正値をみろ』で、みろから、3(み)と6(ろ)を覚えます。
季節の感じで、春秋は3,夏冬が6、だと、かんたんに分かります。
【正解】AE減水剤を用いると、所定のスランプを得るのに必要な単位水量を減らすことができる。
→2級の過去問ですが、シンプルな選択肢こそ、試験本番では悩みがちなので、正解だと覚えておきましょう。
【高性能AE減水剤、AE剤、減水剤の一般的な解説】
本来はコンクリートに空気が入ると強度が低下すると言われています。
しかし、AE剤(Air Entraining Agent:空気連行剤)によて、下記のように強度を損なわずに施工性などを向上させることができます。
AE剤・AE減水剤・高性能AE減水剤の違い
AE剤(空気連行剤)
コンクリート中に微細な空気泡を均一に分散させる混和剤。
効果:耐凍害性向上、ワーカビリティー改善、施工性向上。
用途:寒冷地のコンクリート、耐久性が求められる構造物。
AE減水剤
AE剤の空気連行効果に加え、減水剤の水量低減効果を持つ。
効果:耐久性向上、強度向上、施工性改善。
用途:一般的な耐久性コンクリート、高強度コンクリート。
高性能AE減水剤
AE減水剤の性能をさらに強化した高性能混和剤。
効果:高い減水性能、スランプ保持、耐久性・強度向上。
用途:高強度・高流動コンクリート、橋梁・ダムなどの重要構造物。
※あくまでも本ブログの内容は試験対策の暗記方法としての解説です。正確な詳細や用途は各公式HP等をご確認ください。

効率的な勉強法は、過去問を解き続けること。
過去問の重要性
とにかく出題範囲が広いため、本、アプリ、他のサイトでも、なんでもよいので過去問を解くことが最重要。
なぜなら、例年、過去問から選択肢が出題されていますから、正解の選択肢を多く覚える事が、合格の近道です。
そして、応用問題という足切りシステムを攻略するカギは、残念ながら、過去問を解き続けることしかありません。
語呂合わせの活用
試験対策としては、正確な数字の丸暗記が必須です。語呂合わせや覚えやすいフレーズをつかって覚えましょう。
いかにして、試験中にスムーズに思い出せるかどうかが、合否に大きく影響します。
ここの詰めが甘いと、本番で、ひっかけ問題にやられます。苦手な部分は、何度も何度も繰り返して学習しましょう。
法規法令の確認も大事。
労働安全衛生法や建築基準法などは、改正される事があります。
このブログは2024年の法律を基にしていますから、最新の法規法令を常に確認し、正確な情報を得ることが重要。
各公式HPを定期的にチェックし、アップデートされた情報に注意を払うことが大切で、これは現場で活きる知識です。
本日も、お読みいただき、ありがとうございます。
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