【空調・換気・環境】室温18〜28℃、湿度40〜70%、気流0.5m/s、浮遊粉じん0.15 mg/m3以下の覚え方

1級建築施工管理技術検定の覚え方と勉強法

 

このブログは2024年基準の情報をもとに、一級建築施工管理技術検定に出題される可能性がある問題の覚え方や、効率的な勉強法を紹介しています。

法規法令や過去問の重要性を強調し、独自の見解を提供しますが、最新の情報は必ず各公式HPで確認してください。

 

※あくまでも暗記方法は試験対策用の説明として御理解ください。

 

過去に出題された問題や、出題が予測されるテーマを説明していきます。

もしも、同じ選択肢が出題されたらラッキーですし、言葉や数字をほんの少し変えた選択肢が、間違えの選択肢として出題される可能性もあります。

だからこそ、しっかりと数値と用語の組み合わせを暗記することが、合格への近道です。

 

今回のテーマ 

 

室温18℃〜28℃、湿度40%〜70%、気流0.5m/s、浮遊粉じん0.15 mg/m3以下

 

室内の温度、湿度、気流、粉塵量、これらの過去問は建築施工管理技士でも建築士試験にも出ています。

 

ここは一気に、基本となる数値を覚えてしまいましょう。

間違えやすい数字ですが、ここで確実に暗記します。 

 

【室内環境基準】

※過去問の出題例は記事の終盤をお読みください。

 

・室内(居室)の温度 18度以上で、28度以下

 

・室内(居室)の相対湿度 40%以上、70%以下

 

・室内(居室)の気流 0.5m/s以下

 

・室内(居室)の浮遊粉塵量 1㎥につき0.15mg以下

 

・室内(居室)の一酸化炭素 6ppm以下(一般許容濃度は0.0006%)

 

・室内(居室)の二酸化炭素 1,000ppm以下(一般許容濃度は0.1%)

 

覚えにくいかもしれません。だからこそ試験問題にピッタリなのです。

ここはイメージを利用した暗記方法で、かんたんに完璧に覚えて攻略しましょう。

最初の暗記方法では、室内温度、湿度、気流を記憶します。

 

【覚え方:快適なドッキリ企画とは、イヤ~でニヤニヤして、シレッとなれる、怒らない空気が基本

 

暗記方法として、テレビ等のドッキリ番組をイメージします。

 

まず、アイドルを嫌がらせます、それを見てニヤニヤします。そしてネタバラシでシレッとなれます。怒らせてはいけません。放送事故でお蔵入りになってしまいます。

 

この温度感の企画が大事なので、温度は18度(イヤ)〜28度(ニヤニヤ)

18℃〜28℃、これが適切な温度感です。

 

ネタバラシで、シ(4)レ(0)っと、な(7)れ(0)る。

あまり陰湿な企画ではいけません。

つまり、適切な湿度は40%〜70%です。

 

演者がブチギレない空気感、つまり現場の気の流れ、怒らせない怒れない環境が超重要。

だから、気流は、お(0)、こ(5)、らないが適切。

絶対に怒らせないように、気流は0.5m/s以下

 

不快なドッキリ番組は、視聴者がいる居室を不快にします。

だからこそ、快適な番組づくりは、快適な居室づくりだと言えます。

という、暗記方法でいきましょう。

 

イヤ~でニヤっと、シレッとナレる、怒らない空気で暗記です。

 

 

 【一緒に覚える選択肢と数字】

 

序盤に紹介した下記の基準は、混同してしまいがちなので、はっきりと区別して覚えてください。

 

 ・室内(居室)の浮遊粉塵量 1㎥につき0.15mg以下

過去問【正解】室内空気の浮遊粉じんの量は、0.15 mg/m3以下となるようにする。 

 

・室内(居室)の一酸化炭素 6ppm以下(許容濃度は0.0006%)

過去問【正解】室内空気中の一酸化炭素の濃度は、6ppm以下とする。

 

・室内(居室)の二酸化炭素 1,000ppm以下(一般に許容濃度は0.1%)

過去問【正解】室内空気中の二酸化炭素の濃度は、1,000ppm以下とする。

 

 

 【粉塵量の覚え方、アイドルの部屋にはイチゴ(本当はゴミ屋敷)】

 

あくまでも暗記術です。

ドッキリにでるようなアイドルは、イチゴ柄がたくさんの部屋に住んでいるようなイメージ売り出しているけど、絶対に粉塵が舞い散るゴミ屋敷在住。

 

ファンが許容できる限界は、アイドルの部屋はイチ(1)ゴ(5)なので、

室内空気の浮遊粉じんの量は、0.15 mg/㎥

というイメージでいきましょう。

 

 

【正解】室内空気の浮遊粉じんの量は、0.15 mg/m3以下となるようにする。 

 

 

 

 【一酸化炭素量と二酸化炭素量の覚え方】

 

 

※2025年時点の基準値を書いています。今後変わる可能性がありますので、ご注意願います。

 

【正解】室内空気中の一酸化炭素の濃度は、6ppm以下とする。

【正解】室内空気中の二酸化炭素の濃度は、1,000ppm以下とする。

この2つは一緒に覚えることができます。

 

まず、二酸化炭素は炭酸水に含まれていますので、炭酸が抜けないようには栓が必要です。

 

栓→千→1000で、ppmについては、最後に補足で書いておきますが、とりあえずここは、

pパンpパンm漏れるで、イメージとして覚えておきましょう。

 

二酸化炭素が入った炭酸は栓をしないとパンパン漏れる。

または、栓を外すとパンパンもれる。

 

二酸化炭素は、せん(1000)をしないとパンパンもれる(ppm)

こんなイメージ覚えることができます。

 

※許容濃度1000ppmは、許容濃度は0.1%ということになります。

この変換は補足が書く単位のパーツパーミリオンが理解できれば、変換できますが、

とりあえずは炭酸水はおいしいで、おいで、0.1とか、

オイ!基準超えているぞ!で、0.1とかで暗記しておいてください。

 

室内空気中の二酸化炭素の濃度は、1,000ppm以下とする。

は、上記で覚えたところで、次は一酸化炭素ですが、一酸化炭素は毒性が高いです。

 

ドラマや映画や推理小説で一酸化炭素中毒とか聞いたことあると思います。

つまり毒です。

 

だから、二酸化炭素は1000ppm以下でOKでしたが、一酸化炭素は無(む→6)が理想です。

しかし、0にはできない、自然界にも存在するから、いやーじゃあ仕方がないから、基本は無(6)で。

二酸化炭素の1000と比較して6、これで完璧に暗記です。

 

・室内(居室)の一酸化炭素 6ppm以下(許容濃度は0.0006%)

過去問【正解】室内空気中の一酸化炭素の濃度は、6ppm以下とする。

 

※ppmは最後に補足解説をします。

 

 

 

 

【過去の出題例】

 

令和6年の出題時は、このような問題文でした。

中央管理方式の空気調和設備を設けた建築物における、居室の室内環境に関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。

 

過去の選択肢を基に正解の数字を、まとめて暗記しましょう。

 

【正解】室内空気の相対湿度は、40%以上70%以下とする。

 

【正解】室内空気の気流の速さは、0.5m/s以下とする。

※過去問では0.5以外の数値(☓1.5間違え)を入れた選択肢がひっかけとして出題されています。

 

そして、似た問題は令和元年にも出題されています。

令和元年の問題文は、換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

 

【正解】室内空気の気流は、0.5 m/s以下となるようにする。

 

【正解】室内空気の相対湿度は、40%以上70%以下となるようにする。

 

  

このように出題頻度が高い問題ですので、ここでしっかりと学習して備えておきましょう。

 

 

 

 

【補足:ppm(パーツ・パー・ミリオン)の簡易解説】

 

ppm(parts per million)は、「100万分の1」を表す単位です。

つまり、何かの量が全体の100万分のいくつを占めているのかを示します。

 

例えば、空気中の二酸化炭素の濃度や水中の有害物質の含有量などを示すときに使われます。

普段の生活ではあまり馴染みがないですが、「とても小さい割合を細かく表すための単位」と考えると分かりやすいでしょう。

 

【 ppmとパーセントの関係】

 

「parts per million」は直訳すると「100万分のいくつの部分」という意味で、パーセント(%)と似た考え方です。

 

100% = 1(全体)

1% = 0.01(全体の100分の1)

0.1% = 0.001(全体の100分の0.1)

 

この「0.001」を100万倍するとppmが求められます。

 

0.001 ✕1,000,000 = 1,000ppm

 

つまり、0.1% = 1,000ppm、1% = 10,000ppmとなります。

 

まとめ

 

ppmは「100万分のいくつ」を表す単位

0.1% = 1,000ppm、1% = 10,000ppm

環境問題や化学分野で広く使われる

有害物質の許容濃度は国や機関によって異なる

 

ppmは細かい単位ですが、身の回りの空気や水に関わる重要な指標なので、知っておくと役立ちます。

 

 

※あくまでも本ブログの内容は試験対策の暗記方法としての解説です。正確な詳細や用途は各公式HP等をご確認ください。

効率的な勉強法は、過去問を解き続けること。

 

 過去問の重要性

とにかく出題範囲が広いため、本、アプリ、他のサイトでも、なんでもよいので過去問を解くことが最重要。

なぜなら、例年、過去問から選択肢が出題されていますから、正解の選択肢を多く覚える事が、合格の近道です。

そして、応用問題という足切りシステムを攻略するカギは、残念ながら、過去問を解き続けることしかありません。

 

語呂合わせの活用

試験対策としては、正確な数字の丸暗記が必須です。語呂合わせや覚えやすいフレーズをつかって覚えましょう。

いかにして、試験中にスムーズに思い出せるかどうかが、合否に大きく影響します。

ここの詰めが甘いと、本番で、ひっかけ問題にやられます。苦手な部分は、何度も何度も繰り返して学習しましょう。

 

法規法令の確認も大事。

労働安全衛生法や建築基準法などは、改正される事があります。

このブログは2024年の法律を基にしていますから、最新の法規法令を常に確認し、正確な情報を得ることが重要。

各公式HPを定期的にチェックし、アップデートされた情報に注意を払うことが大切で、これは現場で活きる知識です。

本日も、お読みいただき、ありがとうございます。

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