
1級建築施工管理技術検定の覚え方と勉強法
このブログは2024年基準の情報をもとに、一級建築施工管理技術検定に出題される可能性がある問題の覚え方や、
法規法令や過去問の重要性を強調し、独自の見解を提供しますが、
※あくまでも暗記方法は試験対策用の説明として御理解ください。
過去に出題された問題や、出題が予測されるテーマを説明していきます。
もしも、同じ選択肢が出題されたらラッキーですし、言葉や数字をほんの少し変えた選択肢が、間違えの選択肢として出題される可能性もあります。
だからこそ、しっかりと数値と用語の組み合わせを暗記することが、合格への近道です。
今回のテーマ
【積算問題の対策】
過去に出題された選択肢を基に説明していきます。
数量積算に関する記述として、公共建築数量積算基準(国土交通省制定)上、正しいものはどれか。
このような出題文で出題される問題への対策ポイントは2つ。
1、他の問題でも共通ですが、正しいものは?又は、誤ってものは?なのか、どちらを聞いているのか、よく読む。
過去、上記の2パターンで出題されています。必ず全ての選択肢を確認して、早とちりや思い込みでの誤解には要注意!
2、正確に計算できるもの以外は間違えですし、過去の選択肢を理解しておけば、読めば分かるラッキー問題です。
【過去の出題事例:間違えの選択肢】
【大間違い】鉄骨鉄筋コンクリート造のコンクリートの数量は、コンクリート中の鉄骨と鉄筋の体積分
を差し引いたものとする。
鉄骨は差し引きますが、鉄筋は差し引きません。
試験対策の考え方として、鉄骨は事前に検査し数量と寸法から、正確に計算ができます。
だから、計算をして指し引ける。
しかし、鉄筋は現場加工や、施工時の余長による誤差が多い。
また、現場の変更の可能性があり予測困難かつ、体積としては無視して大丈夫である。
なぜなら、むしろ無視した方が、コンクリートの必要数量を確実に手配できるため、
品質向上につながるというイメージで理解して、暗記です。
【大間違い】鉄筋コンクリート造のコンクリート数量は、鉄筋及び小口径管類によるコンクリートの欠除を見込んで算出する。
→鉄筋と小口径管類という事前に計算しきれないものは差し引けません。
【大間違い】鉄骨鉄筋コンクリート造のコンクリート数量は、コンクリート中の鉄骨及び鉄筋の体積分を差し引いて算出する。
→鉄筋というキーワードを見逃さないでください。
【大間違い】根切り又は埋戻しの土砂量は、地山数量に掘削による増加、締固めによる減少を見込んで算出する。
→土の締固めによる減少など、現場ごと性質により増減が大きいものは計算不可です。
【過去の出題事例:正解の選択肢】
【正解】フープ(帯筋)の長さは、柱のコンクリート断面の設計寸法による周長を鉄筋の長さとする。
→最大の直径が分かるので計算可能です。
【正解】鉄骨の溶接長さは、種類に区分し亜溶接断面形状ごとに長さを求め、すみ肉溶接脚長 6 mmに換算した延べ長さとする。
→積算可能ですが、6ミリという数値は覚えておきましょう。
【正解】設備器具類による各部分の仕上げの欠除が、1か所当たり 0.5 ㎡ 以下の場合、その欠除は原則としてないものとする
→誤差なので無しとする、ごさ、ご(5)さ、だから0.5はOKだと覚えましょう。
【正解】鉄筋の数量は、ガス圧接継手の加工による鉄筋の長さの変化はないものとして算出する。
→正確に計算できませんし、差は僅かなので、ノーカウントだと理解しておきましょう。
意外とややこしい、引っ掛け問題ですが、理解しておけば簡単な問題です。
しっかり覚えておきましょう。

※あくまでも本ブログの内容は試験対策の暗記方法としての解説です。正確な詳細や用途は各公式HP等をご確認ください。
効率的な勉強法は、過去問を解き続けること。
過去問の重要性
とにかく出題範囲が広いため、本、アプリ、他のサイトでも、なんでもよいので過去問を解くことが最重要。
なぜなら、例年、過去問から選択肢が出題されていますから、正解の選択肢を多く覚える事が、合格の近道です。
そして、応用問題という足切りシステムを攻略するカギは、残念ながら、過去問を解き続けることしかありません。
語呂合わせの活用
試験対策としては、正確な数字の丸暗記が必須です。語呂合わせや覚えやすいフレーズをつかって覚えましょう。
いかにして、試験中にスムーズに思い出せるかどうかが、合否に大きく影響します。
ここの詰めが甘いと、本番で、ひっかけ問題にやられます。苦手な部分は、何度も何度も繰り返して学習しましょう。
法規法令の確認も大事。
労働安全衛生法や建築基準法などは、改正される事があります。
このブログは2024年の法律を基にしていますから、最新の法規法令を常に確認し、正確な情報を得ることが重要。
各公式HPを定期的にチェックし、アップデートされた情報に注意を払うことが大切で、これは現場で活きる知識です。
本日も、お読みいただき、ありがとうございます。
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